あえて昆布水つけ麺
前作、高野、前前作、和渦と言った昆布水つけ麺の名店を並べて見ましたが、今回はあえてその昆布水つけ麺の新店を持って来てみました。そのお店が、数回前に紹介したまがり鶏さんです。
新店と言っても以前は八丁畷の方で、本当に間借りで営業していたようなので、移転と言った方が正しいのでしょうか？、前回は醤油ラーメンを戴いて凄く美味しかったので、今回はこの店の自慢の一品でもある昆布水つけ麺を頂きに再訪しています。
店内は前回も紹介したように完全にBarです。夜はBarも営業しているようなので、どちらが本業かは謎です。夜営業でもBarだけでなくラーメンもいただけるようですが、未だに夜にお邪魔したことは有りません。ラーメン屋さんで夜Bar的な営業をしているお店は結構あるようですが、私が知っているのは横浜の丿貫ですね。あそこも夜は完全にBarです。
少し違った感じではこのお店の近くにある利八が日本酒をグラス売りしています。かなり入手困難な銘柄のお酒をグラス売りしているので地酒好きな方は一度訪問してみては如何でしょうか？
お店の紹介
前回も紹介したので簡単に紹介します。場所はJR川崎駅から１０分程度の所、住所で言うと貝塚と言う場所に有ります。商店街からは少し入った感じの住宅と飲食店が入り混じった感じの場所に有ります。隣は居酒屋さんのような感じです。
こんな感じの外観で、何処から見てもラーメン屋さんとは思えません。イタ飯屋かスナック的な感じがするお店です。内部も外観同様にスナックなのでそういう意味では違和感は無いのですが、最初は中々入り辛いと思います。その勇気が美味しいラーメンを食べられる秘訣です。
ラーメンのレビュー
上がつけ汁です。下が昆布水に浸かっている麺です。麺の上に載っているローストビーフ風のチャーシューの色が凄く鮮やかです。それではレビューですが、
つけ汁は鶏ガラスープと醤油で構成されています。表面には鶏油が少し厚めに幕を張っていますがその量は高野の量に比べると少ないように思えます。スープの温度が高いのは凄く良い事ですが、この鶏油の膜が薄いので温度が下がるのも少し早い感じです。
昆布水つけ麺は食べる時に昆布水も一緒につけ汁に入ってしまうので温度の低下が激しいです。この点は少し残念です。味ですが、醤油が立った感じの醤油味で鶏ガラと同時に醤油の味を強く感じる事が出来ます。
この辺の味の構成は高野に似ているのですが何かが違っているのですが、それが何かまでは分かりません。塩分濃度は普通だと思います。
つけ麺にしては少し薄味かなと思います。粘度も鶏油だけなのでそれほど凄く麺に絡むと言った事は無いですが、麺が細いのでこの位で良いのかもです。
麺ですが、細麺です。極細と言うほど細くは有りません。腰はかなりしっかりとしています。昆布水自体の粘度はかなり低めなので、そのまま食べると麺の風味は味わえますが、高野のように美味しく食べる事は出来ません。もう少ししっかり昆布水を作った方が良いかもですが、麺が細いのでこの位でも良いかもです。
個人的にはもう少し濃くして欲しいです、出来ればとろろ昆布も欲しいです。そうすると麺だけで美味しく食べられそうです。麺量はこの量で大盛なので、かなり少なく感じます。大盛の他に和え玉も有るので足りない方はそちらで満足してくださいと言う事ですかね。
具材ですが、２種類のチャーシューが使われています。麺の上にはローストビーフ風のチャーシュー、つけ汁の方にはモモのチャーシューと食感と味の異なるチャーシューを使っている所は評価できるところだと思います。どちらのチャーシューも美味しいです。ローストビーフ風のチャーシューは味が付いていないのでつけ汁で食べるようです。
その他の具材ですが、殆ど有りません。青ネギと紫玉ねぎが少々と言った所です。少し寂しいのでメンマなどかとろろ昆布などが欲しいです。
全体的には、このつけ麵、１０００円と言うお値段はかなり強気な価格設定ですが、まだまだ改良の余地が有る昆布水つけ麺だと思いますので、頑張って欲しいです。後は塩ラーメンを食べていないので、もう一度通って全メニュー制覇してみたいと思います。醤油ラーメンの方が私はお勧めだと思います。
今回は混ざっていない感じの和え玉です。こちらは煮干しの風味が効いていて美味しいです。３００円は高いか安いかわかりませんがお勧めです。
| 店名 | 麺処 まがり鶏 |
| 住所 | 神奈川県川崎市川崎区貝塚1-12-1 |
| 電話 | 044-276-8270 |
| 営業時間 | 11:30～15:00/18:00～23:00 |
| 定休日 | 火曜日 |
麺処 まがり鶏 （ラーメン / 京急川崎駅、川崎駅、川崎新町駅）
昼総合点★★★☆☆ 3.3
にほんブログ村