世界情勢
世界は未だにコロナの情報が入り乱れていますが、数か月前のように経済を犠牲にした抑え込みは行われていません。どちらかと言うと経済優先に舵を切っているようにさえ見られます。そのくらい今年の前半の経済の落ち込みは酷く、各国、その立て直しに苦慮している状態です。コロナの状況は今はインドがピークのようでこれ以上広がらないで欲しいです。もう一方の懸念事項である米中関係ですが一向に好転する兆しは見えて来ません。どちらかと言うと悪い方向に進んでいるように見えます。
tiktokの売却に関しても暗礁に乗り上げているようであまり進んでいるようには見えません。ですが、大統領令で米国での使用禁止は時間の問題で発令されるようです。発令されるとまた中国が報復を行うので、まだまだ泥仕合が続く模様です。この状態は米国の大統領選挙終了まで終わらないような気がします。また例え終わってもトランプが勝利するようだとあと4年は続きそうです。更に踏み込んだ処置が取られる可能性さえ有ります。
米国株の状況
週の半ばまでは、ダウが今年最高を記録するなど絶好調なように見えていましたが週末に掛けて大きく下げて週を終えています。今週の下げは行き過ぎた株価への警鐘だとも取れますが、先週も書いたように米国の株価は一部のハイテク株に引きずられて上昇しているだけで、全体的に大きく上げているわけでは無いので、その行き過ぎたハイテク株の下落によるものだと思います。
実際には個人消費も上がっていませんし、雇用統計の数字も決して満足できるような数値で無いことは分かっているので、行き過ぎに対する警告の意味での下落ではないかと思います。このような調整はダウ3万ドルに至る過程においては複数回起こるのではと想像しています。そのようにして時間を掛けて上昇して頂いた方が少し安心感が有ります。
日本株の状況
日本株もダウに引きずられるように値を上げ今年の最高付近まで到達しましたが、米国ダウの下落に引きずられるように週末は大きく下げて終わっていますが、それでも23000円台の高値圏に居る状況です。今回の下落は米国同様にハイテク株が下落し、少し出遅れていた株に少しだけ注目が集まっているようです。
多少の是正では5月以降の歪な株価の上がり方を是正することは出来ませんが、少しだけ全体的な株高に近づけたのではないかと思います。米国ではアップルが、日本では部品供給をしているTDK、村田、日本電産、ミネベアなどが大きく下げていますが、元々他の企業よりはコロナ後の戻りが早かったので影響は少ないかと思います。
今後はこの傾向が一気に進むことは考えにくく、やはりハイテク株が株高を牽引して行くのではないかと思います。
所有株の状況
今週の週末は悪夢のような状況でした。前々から言っていたように半導体関連、所謂ハイテク株を多数持っているため、全くと言っていい感じでリスク分散は出来て居ませんでした。上がる時には凄く調子が良いのですがリスク管理が全く出来て居ないのでこのようなハイテク株下落には対処出来ません。
バランスに関してはもう少し検討が必要な感じです。全体の1/3以上を占めているTDKの値動き次第で含み益も大きく変わるので、もう一本の柱をハイテク株以外に作って行かなければ行けないと思います。それでは今週の結果です。
購入金額 | 本日価格 | 含み益 | |
イーガーデン | 3200 | 3265 | 65 |
TDK | 7500 | 11460 | 3960 |
日本セラミ | 2280 | 2487 | 207 |
スクリン | 4800 | 5450 | 650 |
日本マイクロニクス | 1120 | 1061 | -59 |
余剰金 | 0 | 2118 | 0 |
18900 | 25841 | 4823 |
週末に下がったと言っても、日経平均は先週末に比べると300円以上がっているので、所有株の含み益も900円程度増加しています。この上がり幅も歪んだハイテク株変調がもたらしたものです。週半ばには久しぶりに26000円を超えたのですが、週末にはまた25000円に逆戻りしてしまったことは残念ですが、これから30000円を目指して頑張って行きたいと思います。
今後の方針
今週こそは日本マイクロニクス株を売却しようと思っていたのですが、週半ばまでは上昇していたので売り時を逃してしまいました。来週こそは売却して行きたいと思います。含み損がこれ以上増えないように対策して行きたいと思います。買い替え対象ですが、良品計画は先週思いっきり上がったので、購入は見合わせますが、上がり渋っているオプトランなどが候補になっています。
太陽誘電も少し上がり始めたので狙い目と捉えていますがますますハイテク株が多くなるので、余剰金も使ってMS&ADインシュアランス グループ ホールディングスを狙ってみるのも良いかなと思っています。
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