酔舎 (鶴見)

今回は少し異質ならーめん店を紹介したいと思います。らーめん屋さんを専門にやっていないお店と言うのは結構沢山有りますが、そのようなお店の中にも凄く美味しいお店が有るので、そのような当たりを目指して行って参りました。場所はJR南武線の尻手駅から歩いて5分くらいの場所に有ります。

この場所を発見したのも4月にいのうえに行った帰りに曜日限定でらーめんを出している立ち飲み屋さんが有るのを発見して、何時か行って見ようと思っていましたが、その後、私の記憶から完全に消し去られてしまいました。また、先日、いのうえに行った帰りにまた発見して、今度は忘れまいと思い、忘れないうちに訪問しました。

見た目はどう見てもすいしゃと言う立ち飲み屋さんですが、らーめんの暖簾が出ています。しかもちょうちんまで有ります。これはまさしくラーメン屋さんです。

曜日限定で昼のみなので、中々食べに行くのは大変でした。しかも営業時間も少し短めなので、ピンポイントで狙って行かないと入れません。立ち飲みは通常月曜日が休みのようです。日曜が休みの店が多い中、日曜日を開けてくれている所は酒飲みには嬉しいですね。

お店の中は、立ち飲みさんそのものです。メニューも沢山あって立ち飲み屋さんとしては繁盛しているようです。お店の中は意外に広くて満席だと20人近く入るのではないかと思います。私がお店を訪問した時はお客さんは私一人でしたが、いつもこのような状態なのですかね。

お店の中にもメニューが有りますが、基本、鶏鰹そばだけなので、特に注文しなくても店主は作り始めます。用事がないのに来店する人はいないと思うので、メニューがひとつだと良いですね。メニューの下にはらーめんの食べ方が紹介されています。追い鰹は分かりますが、炙り鰹酢は初めて聞きました。最後に少しだけ入れて見ましたが鰹味の酢でした。(それは当たり前ですね)そんな感じで店内を見渡しているうちに鶏鰹そばの登場です。

ではレビューですが、スープは基本鰹です。かなり強めに出汁を取って居ると思います。醤油味ですが、味付けはかなり甘めの味付けになっています。鶏の感じはあまりしませんが表面の油は鶏油だと思います。元々醤油味が甘めの味付けで更に表面に鶏油が載っているので更に甘みが強調されます。塩分濃度は良い感じです。粘度は表面の鶏油による少しの粘度が有ります。少し鰹の出汁が濃すぎるのではと思います。味ももう少し甘さを抑えて頂けたら美味しいと思います。

麺は細麺では無く中細麺と言った感じの麺です。茹で加減は良く、普通に美味しい麺でした。特に特徴が無いのでコメントし辛いですが濃いスープに合っていると思います。鶏油が表面を覆っているのでスープは最後まで冷めずにいただけます。その辺はとても良い所だと思います。

具材ですが、ほうれん草、もやし、チャーシュー、メンマ、ねぎと言った構成ですが、もやしはスープが濃いので箸休めには良いのですが、ほうれん草はその濃い味が付いてしまうので無くても良いと思います。チャーシューはもも肉を使った少し硬めのしっかり味が付いたタイプです。つまみには良いような気がしますが、ラーメンには???です。

全体的には、立ち飲み屋さんのラーメンの域を出ていない感じで、これだけをメニューにしても中々売り上げが伸びないと思います。お客さんが一人もいないのも少し頷けるような気がします。鰹はあまり濃い目に出汁を取るとえぐみが出るので、もう少し香りだけにして薄めに出汁を取ったほうがサッパリして美味しいかもです。もう少し改良を加えて頑張って下さい。

店名酔舎
住所神奈川県横浜市鶴見区矢向2-13-14
電話 
営業時間17:00~??:00
定休日月曜日らしい

酔舎立ち飲み居酒屋・バー / 尻手駅矢向駅

昼総合点★★★☆☆ 3.2

Author: march62

昭和、平成、令和を生き抜く唯の親父です。 ラーメンと株に命を懸けています。

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